公益財団法人 世界宗教者平和会議日本委員会

ACTIVITIES

活動紹介

人身売買禁止に向けて

人身売買は、暴力や脅迫、誘拐などによって強制的に「搾取」をすることで、強制労働・性的搾取・臓器売買などが挙げられます。現代の奴隷制とも言われる人身売買は、紛争や戦争、気候変動やジェンダーの不平等などにより加速しています。あらゆるいのちの平等なる尊厳性を脅かす人身売買に対して強く反対の意を表し、政府や企業、市民社会に対し、人身売買の根絶に向けた祈りと行動を捧げます。

  • 国際ネットワーク

    人身売買は、国内、地域内、または大陸間でも行われ、人身売買と無縁の国はないと言われています。アジア宗教者平和会議(ACRP)に属するアジア太平洋女性信仰者ネットワーク(APWoFN)に参画し、人身売買の廃絶に向けて行動を共にしています。
    また、人身売買禁止ネットワーク(JNATIP)に加盟し、人身売買禁止に取り組むNGOや研究者、法律家との情報交換を行っています。

  • 学習・セミナー

    国連は7月30日を『人身取引世界反対デー』と定めています。この世界デーに宗教者として呼応するための公開学習会を開催しています。また、タスクフォースメンバーを中心に、人身取引によって傷ついた人たちを保護している宗教施設を訪問し、当事者との対話を行っています。

  • 解決に向けた提言

    人身売買禁止に向けた声明文やアピール文を採択し、社会への啓発と活動を展開しています。また、タスクフォースメンバーで内閣府を訪問し、声明文を手渡し、官民の連携を深め根絶に取り組んでいく考えを示しました。