認定NPO法人「難民を助ける会（AAR）」の吉澤有紀事務局次長とトルコ事業担当の竹居志織氏が来局されました。

WCRP日本委員会は、AARに対し昨年、300万円の支援を行ない、この度支援の終了にあたりご報告をいただきました。

AARは、2012年よりトルコ国内においてシリア難民支援を行なっていた経験を活かし、2023年２月６日の地震発生の直後から支援活動を開始。

政府支援の届きにくい山間分を含むハタイ県やカフラマンマラシュ県などトルコ南部５県で支援活動に取り組んでこられました。

緊急支援としての衛生用品の配布、発災から半年後の進学シーズンには子どもたちへの学用品配布、寒暖差の大きな山間部での住環境支援や越冬支援、被災者同士をつなぎ支え合うコニュニティー支援など、時の経過とともに変わる要望に応えて支援を行なってこられました。

震災から１年が過ぎた2024年春ごろになると、山間部にも政府の支援も届き始め、住宅建築などが開始されました。

今後は、トルコ政府主体の復興事業が進んでゆくことを受け、AARは支援事業を終了することになりました。

11月の支援最後となった日、冬服などを届けた村を去るとき、子どもたちはじめ村人たちが「We Love Japan」と手を振って見送ってくれたそうです。

みなさまのご支援に心より御礼申し上げます。