WCRP日本委員会青年部会主催の「公開学習会」が10月31日(土)14:00~15:30にWeb会議システム(Zoom)で開催され、スタッフやプレスを含め100名以上が参加しました。
本学習会では、東北大学農学研究科名誉教授の齋藤忠夫講師より「国連SDG’sの環境問題とその解決にむけて」というテーマの下、プラスチックによる環境問題について教えて頂きました。齋藤講師は「プラスチックごみが海に流出し、海洋生物がそれを餌と認識して摂取する事で生態系に大きな影響を与えている」と環境への影響を紹介しました。また、「ペットボトル飲料水はマイクロプラスチック(微小なプラスチック粒子)が多く含まれている事から、水道水を飲む事で摂取量を確実に減らせる」と教えて頂きました。その上で、参加者にビニール袋は貰わないでエコバックを使用する事やペットボトルを購入せず出来るだけマイ水筒を使用する事を推奨しました。
その後、齋藤講師の講義を受けてグループに分かれて討議を行いました。
参加者からは「自分たちの意識がまず変わること、自分の行動が環境にどうつながっているのかと考えさせられた」、「プラスチックといえば、ペットボトルやレジ袋に気をつけていたが、これほどまでに自然界や私たちの生活を脅かしていることを知り驚いた」、「マスクにも衣服(化学繊維)にもプラスチックが含まれ、洗濯するたびにマイクロプラスチックが排出されるとは知らなかった」などの感想を頂きました。
尚、参加者からの頂いた質問は後日、齋藤先生のご回答とともにHPにて公開させて頂きます。(名前などは非公開)