第3回講座の趣旨:ウクライナに加えパレスチナでも、世界史を逆行するような惨劇が進行し、それに乗じるかのごとく政府与党は、防衛政策の大転換を推し進めています。憲法違反を意に介さず、現実のリスクに目を塞ぐばかりの、今の日本政治に対して、警鐘を鳴らし続けてきた半田滋さんをお招きし、私たちの目の前にある危機を、分析・解説していただきます。
日時:2024年1月11日(木) 16:00~18:00
場所: ZOOMウェビナーを利用したオンライン開催
申し込み: 要 こちらのURLより申し込みください。
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参加費:無料
タイトル:第3回「敵基地攻撃と日米一体化〜防衛費倍増は国民負担に〜 」
講師:半田滋さん(防衛ジャーナリスト、元東京新聞論説兼編集委員)
司会:池上雅子さん(東京工業大学教授)
共催:日本パグウオッシュ会議
世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
共催講座について:日本パグウォッシュ会議、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会およびPRIME(明治学院大学国際平和研究所)の三者は、2018年以来、市民に開かれたシンポジウムを共催してきました。
包括的テーマは、当初の「核の脅威削減に向けて」から「パグウォッシュ会議と『非戦』の思想」、そして現在の「核時代における非戦」に変わりましたが、貫くものは、人類共滅を防ぐための、核廃絶と戦争放棄という、ラッセル=アインシュタイン宣言に示された理念です。
特に今年度は、昨年来のウクライナでの戦争が収まらぬなか、核大国による国際法無視の武力行使という、私たちの理念に真っ向から挑戦するような現実が、目の前で展開しています。終末時計が、核時代が始まって以来、もっとも真夜中に近づいているのです。
奈落の淵から引き返すため、私たちは、科学的知見に基づいて、新たな展望を社会に提供することをめざします。市民と科学者、宗教者が理性的に対話する場をひろげて、核兵器廃絶と非戦の道を歩む思想と運動を、一層豊かなものにしていきたいと願っています。