日本パグウオッシュ会議、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会およびPRIME(明治学院大学国際平和研究所)の三者は、2018年以来、市民に開かれたシンポジウムを共催してきました。
包括的テーマは、当初の「核の脅威削減に向けて」から「パグウォッシュ会議と『非戦』の思想」、そして現在の「核時代における非戦」に変わりましたが、貫くものは、人類共滅を防ぐための、核廃絶と戦争放棄という、ラッセル=アインシュタイン宣言に示された理念です。
特に今年度は、昨年来のウクライナでの戦争が収まらぬなか、核大国による国際法無視の武力行使という、私たちの理念に真っ向から挑戦するような現実が、目の前で展開しています。終末時計が、核時代が始まって以来、もっとも真夜中に近づいているのです。
奈落の淵から引き返すため、私たちは、科学的知見に基づいて、新たな展望を社会に提供することをめざします。市民と科学者、宗教者が理性的に対話する場をひろげて、核兵器廃絶と非戦の道を歩む思想と運動を、一層豊かなものにしていきたいと願っています。
第1回講座の趣旨:この春以来、英国が劣化ウラン弾をウクライナに供与することが報じられ、日本ではこれに反対する署名活動もおこなわれましたが、世界的に劣化ウラン弾の問題性は必ずしも十分に認識されていません。あらためて、劣化ウラン弾とはどのようなもので、なぜ使われてはいけないのか、基本から学ぶ機会にしたいと思います。
日時:8月28日(月) 15:00~16:30
場所: ZOOMウェビナーを利用したオンライン開催
申し込み: 要 こちらのURLより申し込みください。
ウェビナー登録 – Zoom
参加費:無料
タイトル:第1回「劣化ウラン弾はなぜ使われてはならないのか:その仕組みと非人道性を知る 」
講師:矢ヶ崎克馬 さん(琉球大学名誉教授)
司会兼コメンテーター:高橋博子さん(奈良大学教授)
共催:日本パグウオッシュ会議
世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会
明治学院大学国際平和研究所(PRIME)