8月8日にハワイ・マウイ島で発生した山火事によって、ラハイナを中心に多くの死傷者が生じていることに、大変心を痛めております。世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会を代表して、亡くなられた方々、ご遺族に衷心より弔意を表します。そして、安否不明の方々が一刻も早く確認されますことをお祈り申し上げます。
被災された方々は、家財一式を失い、避難生活を余儀なくされておられます。報道によると焼失被害から免れたコミュニティー施設や宗教施設へ避難された方々も多数おられ、現地の宗教コミュニティーによる助け合いや、世界各地から支援の手が差し伸べられております。
壊滅的な被害を受けたラハイナは歴史的保護区でもあり、日本とのかかわりも強く、キリスト教会や日本の開教寺院も多数存在した地域です。WCRP日本委員会は、この度の山火事が島の歴史や文化、宗教コミュニティーに深刻な影響が生じたことを憂慮し、世界の宗教ネットワークとともに、被災された方々が一日も早く安らぎと安寧を取り戻すことができるように、心からの祈りと連帯の行動を表明します。
2023年8月18日
世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会
理事長 戸松義晴
Message of Sympathy for the Major Wildfires on the Island of Maui, Hawaii